フリーターから派遣へ|自信をなくした私が一歩踏み出せた理由【転職体験談①】

転職体験談

「このままでいいのかな?」
フリーターとして働いていた頃、将来のことを考えると不安でいっぱいでした。
正社員になる勇気もなければ、自分にできる仕事も分からなかった――。
そんな私が“派遣”という働き方を選んだ理由と、実際に働いて感じたリアルをお話しします。

当時の状況と気持ち

大学を中退してから、しばらくはフリーターとして生活していました。
一人暮らしだったため生活費を稼ぐために夜の仕事もしていて、生活はなんとかなっていたけれど、心のどこかでずっとモヤモヤしていました。

「このままでいいのかな」「ちゃんと働かないと」「でも、何をしたらいいかわからない」
――そんな思いがぐるぐる回って、気づけばいつも自己嫌悪の中にいました。

変わりたい気持ちはあったのに、自信がなくて動けなかった。
やる前から「どうせ私なんて」と決めつけてしまって、行動できない自分が嫌で、さらに落ち込む。
そんな負のループの中にいたんです。

周りの友達が就職していくのをSNSで見ては焦って、でも何もできなくて。
“取り残されていく感覚”が、本当に苦しかった。
それでもどこかで「このまま終わりたくない」と思っていました。
その気持ちだけが、私をなんとかつなぎとめていたような気がします。

派遣を選んだ理由

そんな中で、「正社員はまだ怖いけど、少しでも社会に出てみよう」と思って選んだのが派遣という働き方でした。

当時の私は、とにかく“今の自分を変えたい”一心でした。
でも、正社員としていきなり応募する勇気もスキルもなかった。
派遣なら、未経験でも挑戦できる仕事が多いし、最初の一歩としてちょうどいい気がしたんです。

正直、「続けられるかな」「ちゃんと働けるかな」と不安でいっぱいでした。
けれど、面接で担当の方が「まずはできることからで大丈夫ですよ」と言ってくれたことが、背中を押してくれました。

「社会人として働くのは怖いけど、やってみたい」
そんな小さな気持ちから始まったのが、私の派遣生活のスタートでした。

実際に働いてみて感じたこと

初めて派遣として働き始めたときは、毎日が緊張の連続でした。
「電話の取り方もわからないし、名刺交換もしたことがない…」
社会人としての基本が何もわからなくて、最初のうちは失敗ばかり。

でも、周りの社員さんや派遣仲間が優しく教えてくれたおかげで、少しずつ仕事に慣れていきました。
「ありがとう」「助かったよ」って言われた瞬間、胸の奥があたたかくなったのを今でも覚えています。

派遣の仕事は、正社員と比べると責任の少ない業務が多く、最初の社会復帰にはちょうど良かったと思います。
久しぶりの仕事に慣れるリハビリのような期間で、焦らずに自信を取り戻していけたんです。

少しずつできることが増えていくうちに、
「もっと責任のある仕事をしてみたい」
「私もあの人たちみたいに、自分の仕事に誇りを持って働きたい」
そう思うようになりました。

派遣での経験が、私に“働くことの楽しさ”を思い出させてくれて、
その気持ちが次の転職への大きなきっかけになったんです。

今だから思うこと

あの頃の私は、「自信がないから何もできない」と思っていました。
でも実際は、“やってみる”ことでしか自信は生まれないんですよね。

最初の一歩は、どんなに小さくてもいい。
私にとってそれが「派遣に応募してみること」でした。
不安もあったけれど、動いたことで見える景色が少しずつ変わっていきました。

もし今、「何かしたいけど怖い」と感じているなら、
無理に完璧を目指さなくて大丈夫。
最初の一歩を踏み出すだけで、確実に未来は動き出します。

私自身、あの時“できることから始めよう”と決めたことで、
今の自分につながりました。
あなたも、どうか自分を信じて一歩踏み出してみてください。
きっとその一歩が、次のチャンスにつながります。

このブログでは、そんな“転職のリアル”を本音で綴っています。
誰かの不安な気持ちが、少しでも軽くなりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました