営業から採用担当へ|「人と向き合う仕事」で見つけた私の新しいやりがい【転職体験談③】

転職体験談

営業職として働いていた頃、「人と関わる仕事」は好きだけれど、売上という数字に追われる毎日に少し疲れていました。
そんなとき、社内で“採用担当”への異動の話をもらったんです。
これまでとは全く違う仕事。正直、不安もありましたが、この異動が私にとって大きな転機になりました。

当時の状況と気持ち

営業職として働いていた頃、「人と関わる仕事」は好きでした。
けれど、毎月のノルマや数字に追われるうちに、自分の気持ちが置き去りになっていく感覚がありました。

お客様のために動いているつもりなのに、いつの間にか「目標を達成すること」ばかりが目的になってしまっていて…。
そんな自分に違和感を覚える日が増えていったんです。

もちろん、営業という仕事を通して学んだことはたくさんありました。
でも、「このまま同じ環境にいたら、自分らしさを失ってしまうかもしれない」と感じるようになりました。

そんなとき、社内で“採用担当”への異動の話をもらいました。
営業とはまったく違う仕事。正直、最初は驚いたし、不安も大きかったです。
それでも、「人と関わる仕事がしたい」という自分の原点を思い出して、挑戦してみようと決めました。

採用担当になったきっかけと感じたこと

営業から採用への異動を決めた理由は、「人と関わる仕事を、もっと“深く”やりたい」と思ったからでした。

営業の仕事を通して、たくさんの人と出会いました。
お客様の話を聞き、課題を一緒に解決していくうちに、私は「人の気持ちに寄り添うこと」そのものにやりがいを感じていたんです。
だからこそ、採用という“人の人生の転機に関わる仕事”に興味を持ちました。

最初は正直、営業のスキルが採用に活かせるなんて思ってもいませんでした。
でも、実際に面接や説明会に立ち会う中で、「人の話を丁寧に聞く力」「相手の立場で考える力」は営業で培った大切なスキルだと気づきました。

営業時代に数字を追ってきた経験があったからこそ、採用でも「結果を出すためのプロセスを考える」力が役立つ場面も多かったです。
営業と採用、一見まったく違う仕事に見えて、実は“人と向き合う”という点では同じだと感じました。

実際に働いてみて感じたこと

採用担当として働き始めてまず感じたのは、「営業とはまた違う難しさがある」ということでした。
採用は“人”を扱う仕事。正解がない分、考えることも、悩むことも多かったです。

面接で緊張している学生や求職者を見るたびに、
「どうすればこの人の本音を引き出せるだろう」「うちの会社を魅力的に伝えられるだろう」と試行錯誤の日々。
相手に寄り添うことの大切さを、改めて感じました。

一方で、採用した人が入社後に活躍している姿を見ると、言葉にできないほど嬉しかったです。
その瞬間、「この人を採用できて本当によかった」と心から思えました。
“会社と人の縁をつなぐ”仕事は、責任も大きいけれど、それ以上にやりがいを感じる仕事だと気づきました。

そして、営業時代に磨いた「聞く力」や「伝える力」が、採用でもしっかり生きていることを実感しました。
営業で培った経験があったからこそ、候補者の本音を引き出せたり、社内の人と調整できたりした。
異動は決して遠回りではなく、自分の可能性を広げてくれるステップだったんだと感じています。

今だから思うこと

営業から採用担当へ異動した経験を通して感じたのは、
「キャリアはまっすぐじゃなくていい」ということです。

当時の私は、“違う仕事に挑戦すること=遠回り”だと思っていました。
でも、実際にやってみると、営業で学んだことが採用の現場でもたくさん活かされていて、
“これまでの経験が全部つながっている”ことに気づいたんです。

たとえ今の仕事に迷っていても、どんな経験も無駄にはなりません。
目の前の仕事を通して得たことが、いつか必ずあなたの強みになります。

もし今、「このままでいいのかな」と感じているなら、
無理に答えを出さなくても大丈夫。
でも、心のどこかで少しでも“変わりたい”と思っているなら、
その気持ちはきっと次のチャンスを引き寄せてくれます。

キャリアは誰かと比べるものじゃなくて、自分でつくっていくもの。
私もまだ模索中ですが、あの時勇気を出して異動を受けたことが、今の私をつくっています。

このブログでは、そんな“転職や働き方のリアル”を本音で綴っています。
迷っているあなたが、少しでも前を向けるきっかけになりますように。

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