正社員として働いていた頃、忙しい毎日に追われて「自分の時間なんてない」と感じていました。
仕事が嫌いなわけじゃなかったけれど、心も体も余裕がなくて、ふと「この働き方を続けて大丈夫なのかな」と思ったんです。
そんな私が、思い切って“正社員を辞めて派遣+副業”という働き方を選んだ理由と、その後の変化をお話しします。
当時の状況と気持ち
正社員として働いていた頃は、毎日が忙しさとの戦いでした。
仕事自体は嫌いじゃなかったけれど、気づけばいつも時間に追われていて、
「家に帰って寝るだけの生活」を繰り返す日々。
気づいたら、好きだったはずの仕事が“義務”になっていました。
目の前の業務をこなすことに精一杯で、
「この働き方をあと何年続けられるんだろう」ってふと立ち止まることが増えたんです。
周りには頑張っている人ばかりで、弱音を吐くこともできませんでした。
「辞めたい」と思っても、“せっかく正社員になったのに”という気持ちが頭をよぎる。
それでも、心と体のバランスが少しずつ崩れていくのを感じていました。
そんな中で、“このままじゃ自分が壊れてしまうかもしれない”と気づいたことが、
大きなターニングポイントでした。
退職を決めたきっかけ
「このままじゃダメかもしれない」
そう思ったのは、ある日、出勤前に鏡を見たときでした。
表情がどこか疲れていて、「これが本当に自分なのかな」と感じたんです。
頑張っているつもりなのに、どこか満たされない。
休日も仕事のことを考えてしまって、心が休まらない。
そんな毎日を繰り返すうちに、「この働き方は、私の人生のすべてを奪ってしまうかもしれない」と思いました。
もちろん、辞めるのは怖かったです。
「せっかく正社員になったのに」「また一からやり直すの?」
そんな不安が何度も頭をよぎりました。
でも、それ以上に怖かったのは――
“このまま何も変えずに過ごす未来”でした。
安定よりも、自分らしく生きたい。
「仕事のために生きる」じゃなくて、「自分の人生を生きる」ために働きたい。
そう思ったとき、ようやく退職を決意できました。
派遣+副業という働き方を選んで感じたこと
退職して少しの間は、「これからどうしよう」という不安でいっぱいでした。
正社員という肩書を手放したことで、まるで何も持っていないような気がして、しばらくは自信をなくしていました。
でも、派遣として新しい職場で働き始めてから、その気持ちは少しずつ変わっていきました。
派遣の仕事は、責任が限られている分、心に余裕が生まれました。
仕事が終わったあとに「今日は自分の時間がある」って思えることが、
こんなにも幸せなんだと気づいたんです。
そして、副業としてブログを始めたことで、
これまでの自分の経験や思いを言葉にして発信できるようになりました。
最初は小さな挑戦だったけれど、誰かが読んで共感してくれたり、
「励まされました」と言ってもらえることが、本当に嬉しくて。
今では、派遣の仕事で生活を支えながら、
副業で“自分の言葉で働く”という新しい形を見つけられたと思っています。
忙しさの中で見失っていた「自分らしさ」を、少しずつ取り戻していけた気がします。
私にとっての幸せ
正社員を辞めて派遣と副業という働き方に変えてから、
「働く=我慢すること」ではないと気づきました。
以前の私は、安定していることが“正解”だと思っていました。
でも今は、安定よりも“自分の心が落ち着いていること”の方がずっと大切だと思っています。
働き方を変えたことで、時間にも気持ちにも余裕ができました。
そのおかげで、自分が何を大切にしたいのかを考える余裕も生まれたんです。
“頑張り続けるだけの毎日”から、“自分を大切にできる生活”へ。
それが、今の私にとっての幸せです。
もし今、働き方に迷っていたり、
「辞めたいけど怖い」と感じている人がいたら、焦らなくて大丈夫。
辞めることは逃げじゃなくて、“自分を守る選択”です。
あなたが自分のペースで生きられる場所は、きっとどこかにあります。
このブログでは、そんな“働き方のリアル”を本音で綴っています。
迷いながらも前に進もうとする誰かの背中を、少しでも優しく押せたら嬉しいです。



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