「このままでいいのかな?」
フリーターとして働いていた頃、将来のことを考えると不安でいっぱいでした。
正社員になる勇気もなければ、自分にできる仕事も分からなかった――。
そんな私が“派遣”という働き方を選んだ理由と、実際に働いて感じたリアルをお話しします。
当時の状況と気持ち
大学を中退してから、しばらくはフリーターとして生活していました。
一人暮らしだったため生活費を稼ぐために夜の仕事もしていて、生活はなんとかなっていたけれど、心のどこかでずっとモヤモヤしていました。
「このままでいいのかな」「ちゃんと働かないと」「でも、何をしたらいいかわからない」
――そんな思いがぐるぐる回って、気づけばいつも自己嫌悪の中にいました。
変わりたい気持ちはあったのに、自信がなくて動けなかった。
やる前から「どうせ私なんて」と決めつけてしまって、行動できない自分が嫌で、さらに落ち込む。
そんな負のループの中にいたんです。
周りの友達が就職していくのをSNSで見ては焦って、でも何もできなくて。
“取り残されていく感覚”が、本当に苦しかった。
それでもどこかで「このまま終わりたくない」と思っていました。
その気持ちだけが、私をなんとかつなぎとめていたような気がします。
派遣を選んだ理由
そんな中で、「正社員はまだ怖いけど、少しでも社会に出てみよう」と思って選んだのが派遣という働き方でした。
当時の私は、とにかく“今の自分を変えたい”一心でした。
でも、正社員としていきなり応募する勇気もスキルもなかった。
派遣なら、未経験でも挑戦できる仕事が多いし、最初の一歩としてちょうどいい気がしたんです。
正直、「続けられるかな」「ちゃんと働けるかな」と不安でいっぱいでした。
けれど、面接で担当の方が「まずはできることからで大丈夫ですよ」と言ってくれたことが、背中を押してくれました。
「社会人として働くのは怖いけど、やってみたい」
そんな小さな気持ちから始まったのが、私の派遣生活のスタートでした。
実際に働いてみて感じたこと
初めて派遣として働き始めたときは、毎日が緊張の連続でした。
「電話の取り方もわからないし、名刺交換もしたことがない…」
社会人としての基本が何もわからなくて、最初のうちは失敗ばかり。
でも、周りの社員さんや派遣仲間が優しく教えてくれたおかげで、少しずつ仕事に慣れていきました。
「ありがとう」「助かったよ」って言われた瞬間、胸の奥があたたかくなったのを今でも覚えています。
派遣の仕事は、正社員と比べると責任の少ない業務が多く、最初の社会復帰にはちょうど良かったと思います。
久しぶりの仕事に慣れるリハビリのような期間で、焦らずに自信を取り戻していけたんです。
少しずつできることが増えていくうちに、
「もっと責任のある仕事をしてみたい」
「私もあの人たちみたいに、自分の仕事に誇りを持って働きたい」
そう思うようになりました。
派遣での経験が、私に“働くことの楽しさ”を思い出させてくれて、
その気持ちが次の転職への大きなきっかけになったんです。
今だから思うこと
あの頃の私は、「自信がないから何もできない」と思っていました。
でも実際は、“やってみる”ことでしか自信は生まれないんですよね。
最初の一歩は、どんなに小さくてもいい。
私にとってそれが「派遣に応募してみること」でした。
不安もあったけれど、動いたことで見える景色が少しずつ変わっていきました。
もし今、「何かしたいけど怖い」と感じているなら、
無理に完璧を目指さなくて大丈夫。
最初の一歩を踏み出すだけで、確実に未来は動き出します。
私自身、あの時“できることから始めよう”と決めたことで、
今の自分につながりました。
あなたも、どうか自分を信じて一歩踏み出してみてください。
きっとその一歩が、次のチャンスにつながります。
このブログでは、そんな“転職のリアル”を本音で綴っています。
誰かの不安な気持ちが、少しでも軽くなりますように。



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